ネリカ研修(ウガンダ)
1月18日から24日、ネリカ米研修を受けるために東アフリカのウガンダへ行きました。
西アフリカのベナンから東アフリカのウガンダへ行くためには、ケニア経由かエチオピア経由の選択肢があり、エチオピア航空の方が遅延が少ないということで、エチオピア航空で行きました。
エチオピアの空港はとっても広くて、ひっきりなしに飛行機が出ていました。
飛行機まではバスで移動する形式で、新宿のバスターミナルを連想するほどでした。エチオピアの発展を感じました。
近いうちに東京エチオピア間の飛行機も就航するらしいです。
↑エチオピアの空港でコーヒー飲んだお店。七輪でコーヒーを温めておちょこみたいなコーヒーをくれました。味はよくわからないけど楽しくなる場所でした。
ウガンダの印象
- 車が綺麗(ベナンと違い左側通行で、日本車が多い)、渋滞が多いつまり車が多い
- トラックが多い。軽トラをアフリカで初めて見た
- 重機まである。
- 田舎に行ってもガソリンスタンドがある(ベナンは首都でもガソリンは瓶に入れて売っている)
- フレッシュミルクの店(牛乳を冷蔵保存して輸送する技術)牛乳美味しい
- 傾斜がある 丘が綺麗、芝が綺麗。芝刈り機が売っていたので芝刈り機まで普及してるのかと思ったが、手作業で刈っている所を見たのでまだ普及し始めなのかもしれない。
- 家が綺麗 芝もキレイだし庭木も綺麗、イギリスっぽい。東欧よりヨーロッパ?
- 建物がいろんな色(ベナンは赤土の色か青か白がベース)
- 店の種類が多い
- 民族衣装を着ている人がいない、皆既製品を着ている ↑バイクの後ろに横乗りして颯爽と走る女性
- 田舎の小さいお店でもキャベツが売っている。唐辛子が売っていない
- 主食を沢山食べる(サツマイモ、粉トウモロコシを固めたやつ、カボチャ、甘くないバナナ、米)ナスも食べる。
- 食べ物が辛くない。味つけが塩くらい。脂っこくもない。
- パイナップルはベナンの方がおいしい
- 売り子のおばちゃんが少ない。鍋広げてるおばちゃんがいない。あまり外食ができなそう。(ベナンはそこら中でおばちゃん手作りのごはんを売ってくれていて簡単に安く美味しく食べられる)
- 畑で長靴を履いている。裸足の人がいない。畑で歌を歌っている人がいない。
- 町を歩く人もサンダルの人は少ない。皆靴を履いている。
- ショッピングモールが沢山ある。ケンタッキーも何件か見た。
- サトウキビの大きな畑があり、砂糖工場で製造している。
- お酒はサトウキビのジンみたいなの。きちんとパッケージされている(ベナンはヤシ酒で、パッケージされず再利用のペットボトルに入れて売ってくれる)
ベナンに来て早1年、アフリカで比較が出来るようになっていました。
ご飯はベナンの方がおいしいし、ベナンでよかったなと思いました。
さて、ネリカのこと。
世界の百人に選ばれたというMr.ネリカ、坪井達史専門家に直に色々教えてもらうことが出来ました。
水のある所であれば、肥料がそんなになくてもネリカ米は栽培できるそうです。
私の住む場所では、年々土が貧しくなっていて、化学肥料なしでトウモロコシが育たなくなっています。有機肥料がいいのでは、などと思っても、家畜の大量飼育をしている訳でもなく、バイクしか運搬手段がない人たちで、有機肥料を広いトウモロコシ畑にまくのは難しいです。
化学肥料の値段はどんどんあがっています。私がベナンに来た当初は50キロ2000円だったのが、今は2800円に値上がりしました。
ネリカが少ない肥料で育ったら、人口の増えつづけるベナンの食を支えられます。ベナン南部での米栽培は鳥害が問題らしいのですが。
とりあえず雨が降り始めたので、種まきを始めています。
陸稲なので、苗も作らずに、直播きです。孤児院で播きました。
ウガンダで一緒に研修してきたベナン人の同僚もやる気になってくれて、働いてくれます。
4ヶ月後に収穫できますように。
ウガンダでベナンと同じように背負われていた赤ちゃん。布から飛び出す足がかわいいです。