ベナンで野菜?

西アフリカの国ベナンで野菜を育ててみました。2014.3.26-2015.9

「世界の笑顔のために」日本から届きました

 JICAには「世界の笑顔のために」プログラムと言うものがあります。

私もずっと前に、申請を出していました。

 

 

okabenin.hatenablog.com

 

 

日本で、昔使っていた蚊帳を捨てるに捨てられない人がいるらしいという話を聞いたことが気になっていて、蚊帳が生活必需品であるベナンに送ることが出来たらよいなと考えたのです。ベナンは蚊が媒介するマラリヤの流行地域です。

蚊帳の他に、活動先の一つである孤児院に、バスケットボールとサッカーボールを届けられたら良いなと思ったので、バスケットボールとサッカーボールを申請していました。

 

昨年5月に任地での活動を始め、何をどう活動したら良いかわからずに、「世界の笑顔のために」プログラム申請を決めたのが7月。8月エボラ熱が流行した時に申請書を出して、先月やっと届けることが出来ました。

時間の流れるのがゆっくりなベナンでは、遠い昔に申請したような気がしました。自分そんなことしようとしてたな、なんだかタイムマシンに乗った気分でした。

 

孤児院に届けることができたもの、蚊帳2つ、バスケットボール3個、サッカーボール3個です。

 

ピカピカのボールをもらった子ども達は喜んで外に駆け出して、ニコニコして遊んでました。こんなに喜んでくれると渡しがいがあります。

 

同じ村で活動している隊員仲間は、ベナンのバスケットボールチームに参加しています。日本では買い替える必要もないのに部費集めてボール買い替えてるから、彼女は自費で日本からボール送るプロジェクトを始めようかどうかと計画しています。

 

でも、私たち外国人は、ものをあげると言うことにもっと慎重にならなければいけない、という声も聞きます。

ものをあげると手っ取り早く感謝してもらえるような気がします。

 

「外国人=ものをくれる人」というイメージはベナンの人に染み付いてしまっているのでしょう、毎日「ちょうだい」と言われない日はありません。

(分け合うと言うことが日常の国なので、みんなご飯分け合うし、ベナン人同士でもお金のある人がない人にあげたり、というのは良くあるはずですが。)

だから最近ちょっとずつあげるようになってきました。

人を選ぶし、あげたくない時はあげないですが。

 

「世界の笑顔のために」プログラム、参加して、「あげる」という活動が出来ました。(?)

やってみてよかったです。

協力してくださった方々に感謝です。

 

このプログラム、年に2回の公募があり、現在参加者募集中です。

ベナンにプライベートでものを送っても、届かないことがあるそうです。(日本から届くように頼んだカップラーメンが届かなかったと言う話を最近聞きました、誰かに食べられちゃったのでしょうか、日本のカップラーメンおいしいから、食べたくなっちゃったんですね)

このプロジェクトだったら、日本国内の送料で済むし、確実に届くはずです。

 

“Smile for All in the World”あなたのやさしさを世界へ 「世界の笑顔のために」プログラム | 市民参加 | 事業・プロジェクト - JICA

 

日本の田舎にいきなり肌の色の違う外国人が来て生活し始めて何か助けにきたなんて言われたら、そりゃあびっくりするなあなんて思う今日でした。