ソダビ(ヤシ酒)
ベナンでお酒といったら、ヤシ酒です。
炎天下の中、鍬で畑作業をしているおじさんは、そばにこんなペットボトルとソダビ用グラスをおいて、水も飲まずにソダビを飲んで、元気に仕事をしています。
人の家にお邪魔すると、まずソダビ(ヤシ酒)が出されます。謎の薬と言われる植物がソダビの中に浸かっているいることもあります。焼酎みたいなのだから、40度くらいあるのでしょうか。この小さいグラスを3度くらいに分けて一気に飲み干すのが普通です。女性はあまり飲まないかもしれません。ソダビは産地によっても味が違うし、近所でも作ってる人によって味が違うし、いろいろなバリエーションがあって、中には90%以上の度数のものもあるとか。(本当かわかりませんが)
原料は、ヤシのワインと呼ばれる白い液体です。朝のうち、このワインは甘いらしいです。もう日が高くなった昼間にこのもらったことがありますが、甘さが抜けていました。
このワインは、ヤシの木に切り口をつけると出てくるとか?
ヤシの木にポリタンクがぶら下がっているところがありますが、たぶんあれにたまっていくのかな?
蒸留はあちこちのお母さんとか、女の子が家庭でやってます。
↑蒸気を冷やすところ。この水が熱くなりすぎたら、水をかきまぜて空気に触れさせて冷ます。
↑水に入ってたところはこんな感じでぐるぐるです。
↑蒸留するのに使った薪は、燃えた後炭になりました。
調理の時に使えます。
このソダビは1リットル200円くらいで買えます。
ちなみにビールの大瓶は120円です。
たいていはパッケージされてないので容器を持参して購入します。
でも、きれいにパッケージしたソダビを輸出している外人(アメリカ人?)がいるらしいです。
パッケージされていないソダビをペットボトル1,5リットルに入れて、スーツケースに入れて日本に持っていこうとしたら、スーツケースの中身をビデオでチェックした警備員に、持ち出し禁止を命じられてしまうこともあるそうです。