ビサップジュース作り
ここで日常的な飲み物として、ビサップジュースがあります。
ペットボトルの水より遥かに安いし、半冷凍の状態で売ってくれるので、冷たいのがおいしいです。シャーベットとしても楽しめます。
上のが25cfa(5円)、他に50cfa袋売りと、500ml中古ペットボトルに入れたものと350ml中古缶に入れた物は100cfaで売っています。(缶は持ち運びが難しいし小さいのになんで同じ値段なんだろうか?)ちなみに500ml新品ペットボトルのスプライトなどは、300cfa(60円)です。ここの人はコーラより断然スプライトが好きなようです。
使い古しのペットボトルや空き缶や透明のプラスチックに入れたジュースを透明なバケツにたくさん入れて、頭の上に乗っけて売り歩いてくれます。喉が渇いているときに歩いてくれていると、とっても嬉しいです。
定点として売っている場所ももちろんあります。
ビサップと言うのは、ハイビスカスのようです。この町でビサップの畑はないと言われましたが、ビサップジュース屋さんは家庭菜園でビサップを植えて育てています。まだ種をまいたばかりなので、どう成長する物なのかまだわかりませんが。
ジュースにするのは花のガクの部分らしいです?ジュース用に売っているビサップの中に種も入っていて、普通は種取らないと思うのですが、ジュース屋のお母さんが、わざわざ種を取ってくれて、ガクと一緒にプレゼントしてくれました。
ガクの部分はお湯に入れて、砂糖も入れずにビサップティーとして飲むのが最近のマイブームです。まだ水道水をそのまま飲むのは怖いので、沸かしてから飲んでいますが、沸かした後の水はどうも美味しくないと思ってました。ビサップティーにすることで、飲みやすくなりました。
職場の人にビサップの育て方を聞いてみましたが、7月20日頃まくのがいいと言われました。(細かい指摘ですね。小乾期に蒔くのがいいらしいです。)
よく買うお店の人に、ジュースを一緒に作りたいとお願いして、日曜の午後に一緒に作らせてもらいました。(ほとんどやってもらってしまいましたが。)
材料左から砂糖250cfa,バナナのアロマ(西アフリカのセネガル製)250cfa,ビサップ250cfa,パイナップル125cfa,レモングラス50cfa(使ったのは半分だけ),燃料の木100cfa。
まず、パイナップルを8等分して、ジュースには皮だけを使うので、実を食べます。
そして、井戸の水を汲みます。3回くらい。井戸の底はとっても遠くに見えました。100mはないだろう、でも50mはあるだろう、というくらいです。
ここでジュースを煮ます。
砂糖とアロマ以外の材料を鍋に入れて、火をつけます。
ふたをして、火の番をしながら子どもにマニキュアを塗られて、どれくらいの時間煮てたんだろう、1時間くらいでしょう。
これ別の日の写真ですがいつもはこんな感じで作ってます。
販売用のジュースを作るときは、また水を加えて何度も煮出すそうです。
煮出した後に、砂糖とアロマを入れます。
砂糖を入れるとすぐに飲まなくてはいけないけど、砂糖を入れなければ1週間はもつそうです。
こんな感じで袋詰めしています。
日本では保健所がうるさいだろうけど、これくらいの手作りのものが気軽に売れたら生活が楽しくなりそうだなあと思います。
持って帰ってきたジュース(砂糖なし)は、濃厚すぎるので、カルピスのように薄めて飲んで行く予定です。