ソース・ドゥ・レギューム(野菜ソース)
野菜はフランス語でレギュームと言うのですが、ここら辺でレギュームと言うと、大抵は日本では見かけない葉っぱの野菜を意味します。
私の任地で見かけるレギュームと呼ばれる葉っぱの野菜は3種類くらいあります、現地語の名前はあるのですが、フランス語の名前を知っている人は殆どいません。職場の人は知っていました、辞書で見ると、「ケイトウ」「アマランサス」「大きいナス科の植物(?)」みんな葉っぱを食べる野菜です。
上の写真は、ケイトウだと思われますが、ケイトウって私は日本では見たことがありません。アマランサスも同じヒユ科だそうで、ちょっと見分けが難しいです。
炭水化物と油ばかりの食生活ですが、ソースドゥレギューム(野菜ソース)を一日一食は食べて、野菜を補給したいな、と思っています。
先日、野菜栽培をしている女性グループの所に行くと、女性がレギューム(現地語でボオル)を収穫していました。
左側のシュッとした葉っぱで、ボオルを束ねて行きます。
畑のすぐそばの湧いてくる水たまりで、綺麗に洗っていました。
この生き生きした葉っぱも、夕方になればくたくたにしおれてしまいます、よくクタクタな葉っぱが売っています。
根っこごと抜かずに切って収穫すればまたのびてきて収穫が出来るらしいのですが、生産者の人の間には知らない人の方が多く、ほとんどの人が根っこごと抜いているそうです。
この野菜でソースレギュームを作りました。
まず、葉っぱをとります。(茎は食べないらしいです。)
材料;冷凍イワシ(?)500g450cfa,トマト200cfa,グシ(カボチャの種みたいなのを粉にしたもの)50cfa,タマネギ100cfa,ピーマン25cfa,ニンニク50cfa,生姜50cfa,ヤシ油、塩、マギーブイヨン
まず、沸騰した水の中にボオル(葉っぱ)を入れて、茹でます。
タマネギとショウガを切って、ムーレン(大きなミキサー?のあるお店)へ向かいます。
ムーレンです、さっきの野菜をソースにするために、100cfa払います。
この機械は衛生的にあまりよろしくないと言っている人もいました。
機械の中を3回ほど通して、完成。塩を入れて火にかけます。ヤシ油も投入。
イワシの内臓をとって塩をかけます。
煮立ったトマトソースに投入。
先ほどの材料に入っていなかった大豆と卵も使いました。
粉専用のムーレン(トウモロコシや粟とかを粉にする所)で大豆を粉にしてきました。
スプーン山盛り6杯分の大豆の粉に卵をひとつ、グシも入れます。少しずつ水を加えて粉っぽくなくなるまでかきまぜます。(卵なくてもいいそうです。)
煮立ったスープに大豆を入れて行きます。つみれみたいです。
そのあとに、マギーブイヨンと、最初に茹でたボオル(葉っぱ)の水を切ってから投入して、完成。
アカサ(トウモロコシからできている主食のひとつ)と一緒にいただきました、大豆がとっても美味しかったです。
レギュームは、ソースを作る前に茹でておくものだそうです。