ベナンで野菜?

西アフリカの国ベナンで野菜を育ててみました。2014.3.26-2015.9

パイナップル

ベナンのパイナップルは、芯まで美味しく食べられます。パイナップルは、そこら中で買うことが出来るのですが、残念ながらまだベナンでパイナップルの畑を見たことがありません。私の住む町では、盛んに栽培されていないです。

 以前パイナップルが地面に植わっているのを見たときは、こんな風に生えるのかとびっくりしました。ネットで見つけた日本の家庭菜園(?)の写真です。

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パイナップルって、実が食べられるまでに早くても3年もかかるそうです。

東京でも、プランターでなら栽培できるそうです。暖かい室内に移動することが出来るので、パイナップルは何度かの冬を越して食べられるまで育てることができるとのこと。3年間色々な思い出をともに過ごしたパイナップルを食すのは、贅沢な楽しみ方ですね。植えるときも、3年後の自分の姿がこうなってたらいいな、なんて想像して、毎日世話してたら、夢が叶いそうな気がします。夢が叶うパイナップル栽培、いいアイデアかもしれません。

さて、ここはベナンです、3年もかけて育ったとても美味しいパイナップルは、一つたったの20円で買えます。一人で食べるには大きすぎるけど、冷蔵庫があれば、保存できます。(冷蔵庫がなければ人と分ければ良いです。)

ただし消化に良くないらしいので、病み上がりに食べるのは注意が必要です。

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皮をどれくらいむくのかが、まだ感覚がつかめません。結構思い切ってむかないといけません。

路上で売っている人は、目の前で、もちろんまな板なんて使わずに、皮をむいてくれて、豪快な人はこのまま葉っぱをつかんで、かぶりついて食べます。細かく切ってほしいと頼めば、切ってくれます。

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ベナンに来る前、パイナップルは缶詰ばかり食べていたので、芯もある輪切りのパイナップルは斬新に見えます。

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20円で買ったパイナップル一つを切ると、お皿に山盛りになります。

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パイナップルを買うのに躊躇する理由の一つ、この可食部分以上のゴミ。

これを有効に使えたらよいですね。

この葉っぱの部分を植えれば、3年後にパイナップルが食べられるらしいです。

つまり、自分の食べたパイナップルを全て植えて行けば、3年後には1年分のパイナップルが収穫できて、食べてまた植えればエンドレスでパイナップルを食べられるという単純な計算ができます。

植える場所がないのが課題ですね。鉢植えでやるにしろ、ペットボトルさえ捨てずに大事に使うくらいなので、鉢植えも難しい。まあ出来ない理由を探してやらないのは簡単ですが、やってみる、いかにやるかが大事だとよく人は言っています。

ちょっと心に留めておきます。

 

ちょっと疑問、パイナップル農家さんは、どうやって種を手に入れているのでしょう?一つのパイナップルから、一つのパイナップルしか生まれないなら、誰かがパイナップルを捨てたら、この世からパイナップルはなくなっていくばかりです。

パイナップルのことよく知らないですが、他の育て方があるのでしょう。職場の人に訊こう。ベナンのパイナップル畑と育ててる人に早く会いたいです。