イースター(赤パットのお弁当)
もう2ヶ月も前のことになりますが、イースターのお祭りがありました。
ここら辺は、キリスト教の人が多いです。両親は土着のブードゥー教だったけど自分からキリスト教に改宗して、両親も改宗したと言う20歳くらいの男の子にあったことがあります。他にも、10代の時にイスラムからキリストに改宗したという20歳くらいの子にも会いました。宗教事情はいまいちわかりませんが、キリスト教の支配力はすごいなあと感じます。
さて、イースターはお祭りで、ここの人はそれぞれお弁当を作って、イースターの時だけ使う(?)広場に行って、みんなで食べたり歌ったり踊ったりするものらしいです。
イースターは仲良くしてる子ども達のお弁当づくりを見学して、広場についていきました。お母さん達はマルシェで働く日だったので、長屋の子どもだけでお弁当作って、みんなおめかししてワクワクしながらお祭り会場に向かいました。
一番お姉さんは17歳で、下は学校に行っていない子。大きい子の歩くペースにあわせて、小さい子は駆け足です。暑い炎天下の中、汗かいて早足で歩く小さい子がかわいいです。
肝心な広場では全く写真を撮りませんでしたが、広場に行くとうるさい音楽が鳴って、お弁当食べる人踊ってる人楽器を弾いてる人クールにボーッとしてる人、うるさい音の届かない広場の入り口の林の間に布を敷いて、ぼーっとしてる人々など、様々でした。
私としては、お弁当抱えて広場に歩いて行く時間が一番楽しかったです。
お弁当は、赤いパットを作っていました。
トウモロコシの粉に水を加えて加熱して良くかき混ぜて作る、この地域の主食パットは、白いのと黒いのと赤いのがあります。赤いのは、パット自体にトマトなどの味がついていて、スペシャル感があります。
まずトウモロコシの粉を加熱していました。
その後、別の鍋にたっぷりの落花生油を入れて加熱し、トマトタマネギ唐辛子をすり潰したものや、塩でソースをつくります。
そこに、トウモロコシ粉と水を混ぜたものを投入してひたすらかきまぜる
容器に入れて完成。
あと付け合わせの魚とお肉
冷凍庫のある魚屋肉の売っているお店で買ってきて、内臓とったりして、落花生油で揚げて、タマネギと唐辛子と一緒にぐつぐつ煮て完成
容器は頭の上に乗っけて、取り分けるためのお皿を布に包んで広場まで歩きます。
赤いパットはもとから好きだけど、この時の赤パットが一番美味しかったです。
みんな子どもの時から料理が上手ですごいです。
↑別の日の赤パット(アミオと呼ばれます)
日曜日お家にお邪魔してごちそうになったもの。手でアミオをちぎって、野菜のソースなどをつけて口に運びます。
これもとってもおいしくて、たくさんおかわりしてしまいました
買って食べるより、ひとのうちのご飯のほうがずっと美味しいです。