畜産のNGOその2
以前も訪問した畜産のNGO、再び訪問してみました。
(以前のブログ 畜産のNGO訪問(ちょっと主食のこと) - ベナンで野菜?)
2008年に始動したNGOだそうです。
経営者の人が忙しいそうで、慌ただしい見学になりました。
動物の具体的な数を聞いてきました、今回は写真NGと言われました。
肉用の若鶏350羽、アヒル22羽、七面鳥20羽、ほろほろ鳥23羽、卵を産む鶏1840羽、一日に産む卵の量は約60%の1080個(日本の鶏より少し少ないです。)、うずら1,500羽(多い、聞き間違えたか?)、ウサギは赤ちゃんも含めて約100羽。あと豚が28頭(母5頭、父2頭、子21頭)、魚もいましたが聞くの忘れました。それとエスカルゴ100匹。
たくさんの動物を立派な建物で飼っています。
糞尿は、堆肥にしています。堆肥の作り方も聞きました。
まずはウサギの糞をしき、バナナの葉っぱをしいて、次は鳥類の糞をしき、また葉っぱを敷き、豚の糞を積み、一番上も雨をよけるために葉っぱを敷いて、3ヶ月放っておきます。3ヶ月後は、切り返して、さらに3ヶ月後に畑で使うそうです。
今度堆肥作るときに、呼んでもらえるようにお願いはしましたが、本当に呼んでくれるかわからないので、時々顔出しに行こうかなあと思っています。
↑色々な色の堆肥が並んでいるところ。葉っぱで覆っていません。
↑袋詰めされています。一キロ25fcfa(5円)だそうです。化成肥料の約10分の1の値段です。
そのNGOでは、そこの堆肥を利用して畑もやっています。
↑2aくらいの小さな畑ですが、立派な水道とホースで管理されています。
↑トマトとグランドモーレルの混植?両方ナス科です。土地を有効に利用するために混植していると言われました。トマトには後で支柱を立てると言っていました。
隅っこにはベナンで珍しいナスが植わっていました。(ベナン人はナスの食感が好きではないらしいです?)
写真ではわかりづらいですが、ナスはとっても巨大になって、収穫される気配もないです。種をとるつもりなのでしょうか?
↑ナス科の野菜が多いですが、ナス科でない野菜、アマランサスの収穫をしていました。
これもソースとして食べるらしいのですが、現地語しかしゃべらないひとに質問したので、本当にそうなのか確信は持てません。
働いている人も沢山いるのですが、ほとんどが男性です。でも一人、若い女の子がいました。研修生として10日間住み込みで働いていると言っていました。その子は今別のNGOで有機農業の研修を受けていて、1年後に研修を終えるそうです。研修を終えたら、地元で卵を産む鶏を飼いたいと言っていました。家族が農家と言う訳ではないらしいので、一人で始めると言っていました。一年後は私はまだベナンにいるはずなので、見に行きたいと思っています。ちなみにベナンの卵は日本の卵より高いです。1個100cfa(20円)、3個250cfa(50円)つまり12個で200円です。商売としてやってくには卵、いいのかもしれません。
動物の餌も、どうやって配合しているのか、餌屋さんに行って聞いてみます。
立派な車もあります。
ここは立派な建物で畜産していますが、どれも地面をコンクリートで固めてしまっているのが気になります。掃除はしやすいかもしれませんが、鶏が地面を掘れません。まあ雨期の雨の激しさを考えると、しょうがないのかなあ。。。