ベナンの文房具
一ヶ月ぶりに任地に戻ると、ノートや教科書を売っている場所が増えていました。
7月頃から始まったバカンスも終盤になり、新学期が近づいています。
通学する学生は鞄を持たずにノート一冊とボールペン一本だけ手にもっていることが多いです。身軽でかっこいいな、と思っていましたが、通学鞄も売っている所が増えました。
買う人がどれくらいいるのかはわかりません。
ベナンに来て不思議だな、と思ったことの一つが、物を書くときに鉛筆を使う人がほとんどいないことです。(でも私、物を書く人を沢山みてきたわけではないのです。)シャーペンは売ってるのを見たことがありません。
ベナンでノートを買って使ってみてわかりました、鉛筆だと字が読みにくいくらい、罫線の幅が狭いのです。
なぜこんなに細い罫線なのでしょう?謎です。
ベナンでは大抵青色ボールペンを使います。青色の方が、ノートに書いたときに読みやすいのと、おそらく青色ボールペンの方が安価です。ボールペンはドイツ製が多いです、スイス製も同じ値段でした。
ベナンの人は一本のボールペンを大事に使いますが、インクを使い切った後の処理を考えるとちょっと憂鬱になります。
罫線の少ないノートを売ってほしいです。
ノートに書きにくいですが鉛筆も売っています。(家具屋さんとかが木をノートにして鉛筆を使っていました。)
B5サイズくらいの黒板もよく売っていて、チョークで書いたり消したりして使っているようです。かわいらしいので私も買ってみました。書いた字を消しにくいです。
↑今まで買ったノート、ファイル、ボールペン。ノートの裏表紙は、かけ算が書いてあることが多いようです。あるノートの裏表紙は12の段のかけ算まで書いてありました。
ベナンの識字率は低いらしいですが、生活の中で字を読む機会はとても少ないです。日本人だったら、暇さえあれば活字が読みたくなる人が多いと思いますが、ベナン人は暇な時、ぼーっと眠そうだったり疲れてそうなことが多いような気がします。会議のときも平気で突っ伏したり。売り子さんもベンチで寝転がったり。頭の上に物を乗っけてるときはシャンとしてますが、椅子に座るのが苦手なのか?不思議です