ベナンで野菜?

西アフリカの国ベナンで野菜を育ててみました。2014.3.26-2015.9

土曜の昼飯

3連休の初日である土曜日、ベナン人の女の子の家で、お昼ご飯を一緒に作らせてもらいました。何が食べたいのかと言われたので、まだ食べたことのない、パットノワールが食べたいとリクエストしました。

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↑三人で食べました。ベナンでは、一つのお皿の物を、皆でつついて食べます。素手で食べることもありますが、私がまだ慣れないのでフォークを出してくれました。

ベナンでは、パットと言う名前の、主食をよく食べます。穀物を粉にしたものに、水を加えて、鍋でよくかき混ぜて練って作るものです。

パットには3種類あって、白いのと赤いのと黒いのがあります。白いのはトウモロコシの粉を練ったもの、赤は何か忘れたけど、パット自体に調味料が入っていて味がするらしいです、食べたことないです。そして、黒いのは、ヤムイモの粉を練ったものです。この辺でよく売ってるのは、トウモロコシの白パットばかりです、私はほぼ毎日食べています。私がリクエストしたのは、ヤムイモのパットです。

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↑ヤムイモの粉。白いのですが、水に入れると黒くなります。泡立て器のようなかき混ぜる道具はないので、ダマにならないように(?)、水の上にしばらく置いて放っておきました。

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↑ソースの材料。左のは魚、赤いのと緑のがピーマンと呼ばれる唐辛子(赤いのはすりつぶしてから入れて、緑のは切らずに丸ごといれます。)、右下のが調味料、小袋10個くらい。一気に使うんだから大きいので売れば良いのになと思いますが、大きいのは高くて買えないらしいです。これを入れると、ソースにとろみが出るらしいです。この他に、塩、マギーブイヨン、落花生の油(黄色い油)、パームヤシの油(赤い油)を入れました。

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ベナン人はあっという間に七輪に火をつけます。炭の中に石油をたらしたり、ロウソクのかけらを入れたりして、火をつけます。

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↑この木の棒で、練ります。ベナン人の強い素手は、火のついた鍋の縁を触れるらしいです。淵についたパットは、素手で鍋の内側に戻されます。(余談ですが、暑いのには強いけど、気温が寒いのには弱いらしく、25度くらいなのにダウンジャケットを着る人いるし、みんな寒がります。)

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↑調理の終わったパットはふたのある容器に移して、ちょっとさましてからお皿に盛りつけます。もっと細かいレシピを書こうと思ったけど、レシピを書くって難しいです。

まあ久しぶりにちゃんとしたものをお腹いっぱい食べて、いい気分です。

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↑料理を教えてくれた女の子が、この土地を買って、畑を始めました。(本当に始めたばかり!先週くらいまで、草むらだった場所です。)30m四方くらいでしょうか。私も今度インゲンの種まき等一緒にやる予定です。インゲンの後は、キャッサバを植える予定です。職場から歩いて5分くらいの場所で、近くて嬉しいです。彼女は、この近くに野菜栽培用の畑も手に入れて、自分で耕してトウモロコシを植えていました。大学を出ていて、実家は首都にあって大体そこで暮らしているそうですが、私の住む町にも家があります。私と同い年。彼女はこれから女性のための活動をしたいそうで、キャッサバからガリという粉状の食材を作ろうとしています。どれだけ私がお手伝いできるかわからないけど、とっても頑張ってる女の子に出会えて、料理も教えてもらえて、嬉しいです。