ベナンで野菜?

西アフリカの国ベナンで野菜を育ててみました。2014.3.26-2015.9

トウモロコシ

今週は、月曜から金曜、とりあえずは職場で一日中過ごしました。

 


(とは言っても、バイクに乗れないし、自転車もまだないとなると、できることはとても限られます。)
昼休みは12時半から15時までで、お昼寝が出来ます。

職場の周りを歩いて、どんな道があって、どんな畑があって、どんな店があって、どんな人がいて、というのが、小さい範囲で見えてきましたが、職場の近くを歩く限り、畑に関してはトウモロコシかキャッサバかインゲンしか見当たりませんでした。
鶏 やヤギがよく放し飼いにされているけど、トウモロコシの芽を食べたりはしないんだろうかと思いながら、歩いています。食害に遭っていそうな畑はそんなにな いので、うまく共存しているんだなあ、と思います。(でもこのまえヤギが大きいトウモロコシの葉っぱを食べているところを目撃しました!)鶏も、地面をほじくって、食べ物を自分で見つけるようです。

トウモロコシとキャッサバを交互に植えているのが多く見られます。
こっちのトウモロコシは、間引きをしないようです?
(時々ヤギが間引きをする?)
(間引き;日本のトウモロコシは、種まくときに3−4粒づつ種をまいて、芽が出て3−4枚の葉っぱが出たときに、良い一本の苗だけ残して、あとの苗を抜きます、それを間引きすると言います。)

道を歩いていると、時々路上で女の人が椅子に座って、炭焼きトウモロコシを売っています。
机の上に炭の入った鍋、金網の上にトウモロコシを置いて、団扇でパタパタ扇ぎながら、売っています。
一本25CFA、約5円です。日本のトウモロコシよりずっと小さいです、(小さいトウモロコシになる要因として、間引きしないことも考えられますが、ここら辺では5円くらいで買えるものが多く、これぐらいの大きさが手頃に買える手頃な大きさだと思います。)
でも正直なところ、私は焼きトウモロコシって、自分から買うほど好きではないのです。
で も、食べないわけにはいかないぞ、と思い、一個ください、と100CFAコインを出すと、全部買って、っと女の人が微笑みながら、トウモロコシの皮に4つ のトウモロコシを包んでくれたのですが、そんなに食べれないから、2つにして、50CFA払う、というと、1つオマケしてくれて、100CFAで5個のト ウモロコシを手に入れました。
こんなに食べれないからどうしようかな、明日の朝ご飯かな、と思って家の門を開けると、同じ長屋に住む子供が寄って 来て、「何買って来たの?」と言うので、一本あげました。そしたら他の子ども達も寄って来て、私にはくれないの?と言うので、分けて食べて、と言って、一 本と半分だけあげました。
焼きトウモロコシはそんなに好きでないはずなのに、なぜこどもらにあげられないんだろう、子どもに貰い癖がついてもいや だからな、と思いながら、私もまだ温かい焼きトウモロコシを食べたのですが、とっても美味しいのです。日本の、みずみずしいトウモロコシ(スイートコー ン)とは全然違って、乾いている感じで、芯からポロポロ外れて簡単に綺麗に食べられます。歯ごたえがあって、高知で食べた、もちきびに近いです。充分に甘くて、黒くこげた部分が醤油みたいな香りを出していて、おいしい。最 近は、フランスパンか、まめご飯にスパゲッティと辛いソースかけたものばかり食べていたのですが、このシンプルな、全く辛くない、素朴な味が、ちょっと感 動ものでした。子ども達がほしがるのもちょっとわかります。
あと、こっちの人は、トウモロコシを粉にして、いろいろな食べ方をします、それはまた後日。

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職場の警備の人が、職場の周りにある畑で、トウモロコシ、キャッサバ、インゲンを育てています。
こっちの鍬は、短いです。
日本の鍬は長い、と、この前ある農家さんに話したら、「長いのは使いにくい」と言っていました。

でも、私は長い方が腰が楽だなあ。
あと、こっちの人は、裸足かビーサンで、畑仕事をするようです。
トウモロコシの畝造り、畝幅とかはからずに、目分量で上手に畝を作るので、こっちの人は畝幅を測ったりしないのかな、と思っていましたが、トマトやオクラやら、トウモロコシまめキャッサバ以外の野菜を作る場合は、ちゃんと長さをはかって、印を付けて、畝を作るらしいです

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